「結論は?」とすぐ言う夫。どうすれば会話が楽しめるのでしょうか?

2015/05/07更新 野上弥生子さんの名言入り画像

『男女の違いが分かれば、人生は9割うまくいく?!』 連載第2回

 男性は論理で説明し、女性は感情で訴える……。職場や家庭でよく見かける、こうした男女の違い。でもその差はどこからくるのでしょうか? 本連載では、多くの人が抱く男女のギャップからくる悩みに、コミュニケーションの専門家らがズバッと回答。連載2回目も、『なぜ女性部下から突然辞表を出されるのか』の著者である、株式会社Woomax代表の竹之内幸子さんに伺います。

Question

相談者アイコン

自宅でくつろいでいるとき、夫に仕事や子どものことなど日常の話をすると、早々に「それで、結論は?」と返されてしまいます。私はただ、日々の出来事を話したいだけなのに、すぐに結論を求められると会話がしづらく困っています。そのせいか、最近、夫婦の会話が楽しめず話しかけることも億劫に……。このままでは夫婦間の会話がなくなってしまうのではないかと心配です。(38歳、東京都在住)

Answer

「聞いてほしいだけ」など枕詞をつけてみよう!

竹之内幸子氏

 夫だけでなく、仕事の場面でも男性から「結論は?」と聞かれたことがある女性は多いのではないでしょうか。これは、会話の目的が男女違うために起きるのです。女性の目的は「Sympathy、共感」です。相手と、より親密になりたい、気持ちを理解しあいたいから会話をしようと考えます。特に、夫が相手だと長年一緒にいる安心感から、気持ちがリラックスして、日々のたわいもないことを話したくなるでしょう。

 一方、男性の会話の目的は「Solution、解決」です。男性の行動原理は目的達成が根底にあるため、会話でも問題解決をすることが最重要。ですから、妻がただ日常のことを話していると、夫は解決の糸口が見つからず「結論は何なの?」と聞いてしまうのです。

 しかし、女性は会話に解決や結論はあまり求めていません。共感してほしいだけなのです。ですから「ただ、聞いてほしいだけなのに……」とすれ違いが生じてしまうわけです。ただ、ここで覚えておいてほしいのは、夫は会話を終わらせるために結論を急いでいるのではなく、早く解決策を提示して妻を満足させてあげたいという気持ちからこの言葉が出ているということです。

 女性がヒロインやお姫様になりたい願望が強いように、男性はヒーロー願望が強いですから、「自分が妻のヒーローになって解決してあげたい」と思っているのです。つまり、愛情があってこその言葉であることを理解してくださいね。

枕詞で、相手の脳のスイッチを切り替える

 とはいえ、結論ばかり求められて、質問者さんのように会話をすることが億劫になってしまうことは問題ですよね。そこで、解決策として会話の前に「枕詞」をいれることをオススメします。「ちょっと聞いてほしいんだけど」とか「話がまとまってないんだけど」などの一言を言ってから話すと、夫も「聞くだけでいいのか、分かった」と脳のスイッチが切り替わります。

 これは私の例ですが、夫と付き合い始めのころ何気ない会話の中で「アナタの行動はこんなところがあるね」と指摘したところ、夫は批判をされたと思ってしまいケンカになることが度々ありました。ちょっとの指摘が改善要求をされていると捉えてしまったんですね。このことから、何かを指摘する際には「これは批判じゃないけど」という枕詞を必ずつけるようにしたところ、夫も理解してくれるようになりました。

 たとえば、会社から帰った夫に妻が「今日は育児で疲れた」と話しかけて「俺への嫌味か?」とケンカになってしまったことはありませんか? 妻は、ただ疲れたことを日常会話として伝えて「大変だったね」と気持ちに寄り添ってほしいだけなのに、夫には育児を手伝わなかった行動批判をしたと捉えられてしまう。そうならないためにも「聞いてほしいだけ」の前置きを挟むことは大切なのです。

 先にも言ったように男性の行動原理は目的達成ですから、他者と「共感する」という考え方をあまり持っていない傾向があります。ですから、妻が夫と会話をするときに、共感を求めても、思うような反応が返ってこないのが普通で、男性の特性上、なかなか難しいと考えたほうがいいでしょう。一方、男性は妻との会話に共感は難しくても「今日は大変だった」と話しかけられたら「大変だったんだね」と返すぐらいの“同感”の気持ちは、ぜひ、持っていただけたら嬉しくと思います。

 会話は夫婦の大事なコミュニケーション。ちょっとした気遣いができるだけで、会話の充実度は変わってくるはずですよ。

【知って納得!男女の違い(2)】
解決をしたい男性、共感をしてほしい女性

  • ・男性は会話に解決策を提示したいが、女性はただ聞いてほしい。
  • ・会話の前に枕詞をつけることで、男性は納得して聞いてくれる。


 

プロフィール

株式会社Woomax 代表取締役 竹之内 幸子(タケノウチ ユキコ)
竹之内幸子 大学卒業後、石油会社に入社。結婚後、出産・育児の最中は中小企業でアカウンティング業務を経験した後、営業支援会社で中小企業の営業支援コンサルタントとして全国300社のクライアントの課題解決に携わる。
その後、研修会社で人材育成コンサルタントを務め、その会社から法人研修部門を独立させた株式会社Woomaxを創業。コミュニケーションを専門とする教育・研修で、自己の能力開発と他者との円滑なコミュニケーションを通し、組織の目標達成を実現する女性リーダー育成をサポートしている
http://woomax.net/

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