「欲しいものを我慢できない」のは、おこづかいを与えることで解決できる!?【後編】

2015/05/13更新 書籍『8歳からのお給料袋』

 「いつからおこづかいをあげればいいの?」「いつからマネー教育ってすればいいの?」。
そんな子育ての悩みのお役に立ちたいと、ジブラルタ生命の社員が社会貢献の一環として運営している「おこづかい教育出前教室」。金融知力普及協会の著作で、PTA推薦図書にもなっている『8歳からのお給料袋』のエッセンスを1時間程度にまとめたセミナーは、これまで全国各地のPTA・育児サークル等で開催。たくさんのママにご参加いただき、98%の方にご満足頂いています。本連載は、その内容を前編・後編でギュっと凝縮してご紹介します!

==== 【後編】 ====

「おこづかい」を始める前に、親子で話し合っておくべき3つのこと

 前編では「おこづかい」を始める前に、親が見せておくべき姿勢や、こどもを伸ばす「おこづかい」のポイントを紹介しました。後編では、おこづかいを始める前に親子で話し合っておくべき3つのことについて、お話します。

 事前に親子で話し合っておくことは、お子さんが「おこづかい」を通じて成長するために欠かせないプロセスです。こどもは親の態度を非常によく見ているので、親の言うことが毎回違うと、こどもは自分に都合がいいように解釈するようになるでしょう。
 前編でお伝えしたように、おこづかい制を導入するメリットは、こどもの自立心や自尊心を育てることです。そのために、導入前から親子でよく話し合い、決めたことをお互いきちんと守るようにしましょう。

1、おこづかいの金額を話し合う

 「小学3年生のおこづかいはいくらにしたらいいの?」といったように、お子さんの年齢に応じた適正な金額について悩まれている親御さんは多くいらっしゃいます。

 金融広報中央委員会が出している調査結果によると、現在の小学校低学年のおこづかいの平均は826円、中学年だと905円、高学年は1150円。中学生になると、一気に増えて2252円だそうです(中学生は中学3年間の平均)。

 もし迷われているのであれば、世の中の平均を参考にするのもいいかもしれません。要は「与えすぎか」どうかではなく、その金額が「子供をどう育てたいのかという考えに基づいているかどうかが大事」なのです。

 では、実際にはどのように考えればよいのでしょうか? おすすめは、「こどもがおこづかいで払うべきもの」と「親が払うべきもの」を親子で話し合い、おこづかいの必要額を決めていく方法です。

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 たとえば、左の表のように、お菓子、ジュース、カードやガチャガチャ、マンガ本、キャラクター物の文房具は「こどもがおこづかいで払うべきもの」とし、基本的な文房具や3時のおやつは「親が払うべきもの」とします。そのうえで、こどもとどのくらいなら満足かを相談します。

 たとえば、ある8歳の男の子の希望が下記だったとします。

・200円のガチャガチャを毎月1回したい
・100円のお菓子を週に1回買いたい
・160円のジュースを週に1回買いたい

 その場合、200+(100×4)+(160×4)で、計1240円必要です。

 でも、お母さんは「週に1回の買い食いは多すぎる」と思うかもしれません。またおもちゃを欲しがった時に貯金から出させたいと思いました。そこで、「買い食いより、おもちゃが欲しいんじゃないの? 毎月500円はおもちゃのために貯めていこう!」「もし、どうしても外でお腹がすいちゃったときのために300円は渡しておいてあげる」と、話しあい、月に1000円のおこづかいになりました。

 もちろん、上の予定通りに買い物をする必要はありません。ただ、この過程をこどもと一緒にしっかり踏んでおけば、後に「おこづかいが少ない!」と言われた時にも反論できる根拠になります。

 以前、お子さんに1万円を超えるおこづかいを与えていたご家庭がありました。なぜ1万円になったかというと、家族ぐるみのつきあいをしている友達グループで「あの家はいくらもらっているから」と、こども同士が口裏を合わせたとのこと! こんな事態にならないように、親も事前に対策を練っておかなければいけないですね。そのためにも、おこづかい額について話し合うことは大事です。

2、前借り&借金は認めない

 おこづかいの目的は、こどもにお金とのつきあい方を教えることです。こどもにおこづかいを自由にさせているのですから、前借りは絶対にさせてはいけません。
 前借りをさせるということは、いざとなったら借金に頼る習慣をつけさせるということです。これをするくらいであれば、おこづかい制をとらないほうがいいくらいです。

 いつもギリギリで緊急事態になると、借金に頼るしかない生活をお子さんに歩ませたくないですよね? そのためには、小さい頃から限られた金額でやりくりさせること! それを徹底させるには、「なぜ前借りがダメなのか」、「なぜ決められた範囲内で我慢しないといけないのか」を、親子で事前に話し合っておく必要があります。

3、管理できた場合のご褒美を話し合う

 大人もこどもも、ご褒美があると頑張れるものです。我慢の報酬となるのが、おこづかいのアップ! 事前に話し合いをして、もし「おこづ会議」で、収支がだいたい合っていた場合は、おこづかいアップをするという約束をするのもいいでしょう。たとえ、たった10円のアップだけでも、こどもは俄然やる気を出します。

 また、たとえば誤差が少しあったとしても、きちんと褒めてあげるのを忘れないこと。おこづかいアップだけではなく、褒められることも、こどもにとっては大きなご褒美なのです。
  もし、「ちょっと多いなあ」というくらいの誤差があったとしても、感情的に怒ってはいけません! こどもは失敗から十分学んでいます。こどもに罰を与えるのもNGです。こういう時は、誤差が発生した原因を一緒に考えたり、アドバイスをしてみましょう。

(参考図書:『8歳からのお給料袋』)

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